脳は否定形を理解できない

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脳は否定形を理解できない

ここで一つ実験をします。

「ピンクの豚を想像しないでください。」

・・・どうでしょうか、ついイメージしてしまうのではないでしょうか。

脳は言葉を受け取った後、必ず否定前の言葉を頭の中で再構築し、それを絵や音にして再現し、体の感覚によみがえらせます。
しかし、その否定形を頭の中で再現することはできません。人間の神経システムには否定形が無いようです。

「ピンクの豚を想像しない」と言ったとき、脳は既に「ピンクの豚」をイメージします。そしてそのイメージを否定しようにも、既に五感はそれを手に入れています。

以前はトイレに「落書きをしないでください。」と張り紙があっても落書きは絶えることがありませんでしたが、今は、「綺麗に使っていただきありがとうございます。」と張り紙があることが多く、実際にトイレは格段に綺麗に利用されているのではないでしょうか。

脳は先にイメージした方を実現するように働きます。
否定形を伴っていても、脳は発せられた言葉にそのまま反応します。

例えば、「イライラしない私になる」という言葉では、「イライラしない」とどんなに意識しても、意識すればするほど「イライラ」というイメージが植えつけられてしまいます。

この場合は、「イライラしない私になる」を、「大らかに構えられる私になる」のような肯定形でイメージすることが大切です。

NLPコーチングでは次のように応用します。

クライアントの答えが否定形だった場合、それを肯定形で答えてもらうようにします。

ex)
クライアント「不安がない状態になりたいです」
コーチ「それを肯定形でいうとどうなりますか?」
クライアント「安心してリラックスできる状態になりたいです」

…というようにです。

写真:Purple Sherbet Photography

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