アソシエーションとディソシエーション_5

アソシエーションとディソシエーション

活用例_4

清水さんは、友人の小川さんと久しぶりに会う約束をしました。積もる話をしようと楽しみにして、約束の場所に、約束の時間に到着しました。

ところが、約束の時間が40分過ぎても、小川さんは現れません。清水さんはイライラして、怒りがこみ上げてきました。

アソシエーション

遅れるなら遅れるで、なんで携帯電話で連絡してこないんだ? せっかく楽しみにしてきたのに、とんだ期待外れだ。こっちも忙しい中で時間をとったんだ。もう40分も過ぎている。小川さんは、今まで約束を破ったことがなかったけれども、いい加減な人間になってしまったのかな?
でもこっちには迷惑だよな! ああ、もう少しで1時間になるよ。もう今日は、帰ってしまおうかな? もう少しだけ待ってやろうかな?

そうこうしているうちに、やっと小川さんが姿を現しました。
「ごめん、ごめん。出がけにいろいろあったんだ。本当にごめん。」そして、小川さんが遅れてしまった事情を話してくれました。

ディソシエーション

何だ、そういう事情があったのか。
出がけに小学生の娘さんがハサミで怪我をして、その応急処置をしていたのか。そう事情があったのなら、そのようにせざるを得なかったよね。娘さん可哀そうに痛かっただろうね。
そういえば、数年前会った時には、娘さんはまだ幼稚園に通っていたよね。あのかわいいむすめさんか。仕方がない、仕方がない…。そして、携帯電話も最近水に落としてしまって、使えない状態なんだって。まあそういうこともあるよね。人生いろいろあるよね。人間生きていれば、いろいろある。それが人生だ。

清水さんは、いつの間にか冷静になっています。すっかり小川さんの気持ちに共感し、小川さんの娘さんに対しても思いやりの心を持つようになってきました。

相手の事情に立って、相手の事情がわかれば、気持ちが収まってきます。ディソシエーションをするためには、相手の事情・状況を理解することも大切です。自分の事情だけでは、マイナスの感情のアソシエーションになってしまいます。

写真:Yoshikazu TAKADA

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