アソシエーションとディソシエーション_4

カテゴリー:

アソシエーションとディソシエーション

活用例_3

中小企業の社長である林さんは、大きな夢を描きながら経営をしてきました。

アソシエーション

やはり、会社経営は夢を描くことが大切だ。夢は大きければ大きいほどよい。ちまちまと細かいことを考えていても、気持ちが沈むだけだ。でっかい夢と希望をもって経営をしていくと人は寄ってくるし、仕事も飛び込んでくる。社長の希望的気持ちが社員に伝わり、社員も元気で充実した仕事ができるようになる。今までこのようにしてきたので、うまくいったし、これからもうまくいくに違いない。

林さんには、現実思考が強いしっかり者の奥様がいます。
「あなた、会社の経営は、夢とロマンだけではうまくいかないよ。確実に従業員の方々にお給料を払っていかないとみなさん生活が不安定になったら、どうしようもなくなるのよ。今考えている設備投資は大丈夫なの? もっと慎重に考えに考えた上で判断した方がいいのではないの?」

このような助言をしてくれる妻に対して、林さんは次のように感じていました。「どうして一緒に夢を追いかけてくれないのか? 燃え上がった心に水を差すような言葉ばかり言ってくるのか?」しかし、最近は、妻の言葉がありがたく感じるようになってきました。

ディソシエーション

妻が冷静でいてくれているので、何とか経営ができてきたのだ。以前は、妻の言葉がうるさいな!と思ったけれども、最近はありがたい言葉だと感じるようになってきた。夢を描きながら経営することは大切だけれども、夢ばかりだと危険を犯してしまう。以前、妻の言葉をいやいや受け入れてきたこともあったが、慎重な判断があったから従業員を路頭に迷わせることなくやってこれたのだ。今考えている設備投資も、もう一度総合的に考えてみよう。従業員の生活を守ることが経営者として一番重要である。

写真:morrosv7

Pocket
LINEで送る