何かにつけ怒りの波動を出す三浦さん

何かにつけ怒りの波動を出す三浦さん

三浦さんは、家族や職場など、何かにつけ、怒りの波動を出し続けます。三浦さん自身も怒りを出さないようにしたいと思いつつも、なかなか怒りの波動を出さないようにコントロールすることができないで、悩んでいます。

今日も、小学生の長男に怒りをぶつけてしまいました。長男が際限なくテレビばかり見ていたからです。また、三浦さんの奥様が長男に対して甘い態度をとっている姿に怒りを感じ、奥様を叱ってしまいました。さらに、職場で部下がいい加減な気持ちで仕事をしている姿を見て、きつく注意をしてしまいました。
怒りをぶつけ、感情のままに叱ってしまう三浦さんは、自分でもどうしたらよいかわからなくて、悩んでいます。いつも、怒ってしまってから後悔する日々です。

怒りを解消するコーチングセミナー

では、怒りの肯定的意図とは、何でしょうか?
コーチングセミナーでは、以下のように行います。
※これは、一つの例であり、必ずこのようになるというわけではありません。

怒りを解消するコーチングセミナーコーチ:「怒りの根底に何がありますか?」と潜在意識に聞いてみてください。
クライアント:(潜在意識に向かって)怒りの根底に何がありますか?
※潜在意識とは、わかりやすく言えば、心の奥底ということです。クライアントは、自分の心の奥底に向かって、「怒りの根底に何がありますか?」と聞きます。

コーチ:直感的に感じられることを言ってください。
クライアント:よくわかりません。

コーチ:何も考えずに、「怒りの根底に何がありますか?」と、潜在意識に聞いてみてください。
クライアント:(潜在意識に向かって)怒りの根底に何がありますか?

コーチ:直感的に感じられることを言ってください。
クライアント:「守りたい」ということです。

コーチ:ありがとうございます。潜在意識に向かって、「教えてくれて、ありがとうございます。」と言ってください。
クライアント:教えてくれて、ありがとうございます。

コーチ:「何を守りたいのですか?」と聞いてみてください。
クライアント:(潜在意識に向かって)何を守りたいのですか?

コーチ:直感的に感じられることを言ってください。
クライアント:子どもたちを守りたいということです。

コーチ:他に何を守りたいですか?
クライアント:妻を守りたい、家庭を守りたい、会社を守りたいです。

コーチ:他に何を守りたいですか?
クライアント:自分を守りたいです。

コーチ:ありがとうございます。潜在意識に向かって、「教えてくれて、ありがとうございます。」と言ってください。
クライアント:教えてくれて、ありがとうございます。

コーチ:今、どんなお気持ちですか?
クライアント:怒りの気持ちが消えて、とてもすがすがしい気持ちです。
コーチ:ありがとうございます。

コーチ:潜在意識に心からの感謝の気持ちを送ってください。
クライアント:(潜在意識に向かって、黙ったまま、心の中で)本当にありがとうございます。
コーチ:ありがとうございます。どんなことをお感じになりますか?
クライアント:感謝の気持ちが湧いてきました。怒りの根底に、守りたい気持ちがあるということがわかりました。潜在意識は、自分を守ってくれているんだ、ということがわかりました。今日は、ありがとうございました。
コーチ:こちらこそ、ありがとうございます。私もたくさんの「ありがとう」を感じることができました。

怒りの根底に「守りたい心」がある

怒りの根底に「守りたい心」がある三浦さんの潜在意識には、守りたい心があるということがわかりました。
際限なくテレビばかり見ている長男の姿を見たときに、親として長男を守らなければならないという潜在意識があり、それが「怒り」という感情として、現れてきました。
また、妻の長男に対する甘い態度を見ていると、長男をダメにしてしまうという潜在意識があり、そして、妻と長男を守らなければならないという潜在意識があり、それが「怒り」という感情として、現れてきました。
さらに、職場で部下がいい加減な気持ちで仕事をしている姿を見て、会社が衰退してしまうのでないかという潜在意識があり、会社を守らなければならないという潜在意識があり、それが「怒り」という感情として、現れてきました。

怒りが解消されるメカニズム

怒りが解消されるメカニズム怒りの根底に守りたい心があるということはわかりました。最も根底にあるのは、「自分を守りたい」ということです。ではどのようなメカニズムで怒りが解消されていくのでしょうか?
そこで、該当するコーチとクライアントとの会話を掲げます。

(1)コーチ:他に何を守りたいですか?
(2)クライアント:自分を守りたいです。
(3)コーチ:ありがとうございます。潜在意識に向かって、「教えてくれて、ありがとうございます。」と言ってください。
(4)クライアント:教えてくれて、ありがとうございます。
(5)コーチ:今、どんなお気持ちですか?
(6)クライアント:怒りの気持ちが消えて、とてもすがすがしい気持ちです。
ここで、ポイントは、(3)と(4)です。
潜在意識は、三浦さんを守ろうとして、怒りの感情を発信しました。すでに記載しましたように、三浦さんにとって、とても大切な長男・妻・会社を守ろうとして、怒りを出しました。怒りを出すことが目的ではなく、守ることが目的です。(3)で、コーチがクライアントに感謝するように促します。そして、(4)でクライアントが感謝の言葉を言います。

潜在意識に向かって、「教えてくれて、ありがとうございます。」と言うことは、「怒りを出してくれた潜在意識を承認し、感謝する」ということになります。潜在意識は、承認されると「わかってくれた」ということになり、もはや怒りを出す必要がないということになり、怒りが静まっていきます。これが、怒りが解消されるメカニズムです。

負の感情をコントロールする時のポイントは以下のようになります。
負の感情を出す肯定的意図を潜在意識に聞き、潜在意識を承認します。承認された潜在意識は負の感情を出す必要がなくなります。そして、やがて負の感情が出なくなってきます。

日常生活での意識化

怒りを解消するコーチングこれまで、怒りをコントロールできなかった三浦さんですが、怒りの根底に「自分を守りたい心」があるということがわかりました。そして、コーチングセミナーで怒りを鎮めることができました。
しかし、これは、コーチングセミナーでわかったことなので、日常生活の中で、また怒りが出てくる可能性があります。
そこで、日常生活で、意識化していくことが必要です。

怒りの気持ちが湧いてきたときには、怒りの気持ちを人格化して、ニックネームをつけます。例えば、「イカリヤ君」などです。
「ああ、イカリヤ君が出てきた。イカリヤ君、こんにちは。」などと呼びかけます。このことによって、怒りの感情から脱出して、ディソシエイトすることが可能になります。そして、「ありがとうございます」ということを潜在意識に送ります。そうすると、怒りがすっと消えて、感謝の気持ちに変わってくるようになってきます。
日常生活の中で、このような意識をすることを継続することによって、自然にできるようになってきて、やがてほとんど怒りの気持ちが湧いてこないようになってきます。

写真:Vive La Palestina, hyakushiki_thebest

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