皆さまこんにちは。
「ADPAニュースレター」2018年10月号(Vol.005)をお届けします。

まずは先回のペーシングです。

…人は自分の行動や結果から学べるようになっています。
「知得」と「体得」の違い同様、他人から教えられたこととは、比べものにならない大きな学びです。

6つの質問
1. 良かったことは何ですか?
2. そこから学んだことは何ですか?
3. それを活かして次はどんな行動をとりますか?
4. 上手くいかなかったことは何ですか?
5. そこから学んだことは何ですか?
6. それを活かして次はどんな行動をとりますか?

NLPは、どんな結果でも、それを「失敗」とは考えず、フィードバック(学び)として捉えます。…

詳しくはアーカイブをご覧ください。
http://adpa.cc/news_letter/

今回のニュースレターは「信念」についてお話します。

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「信念」とは

信念という言葉は、「自分が正しいと思う考え方」と辞書に書かれています。

信念を持って生きるとは、難しい環境があっても、自分の信じる道を力強く歩んで行くようなイメージがあるかもしれません。

NLPでは信念の事を「ビリーフ(Belief)」と表現し、日本語の「信念」とは少しニュアンスが違います。

ビリーフとは、個人が持っている心理的な前提や根拠の事で、肯定的なものと否定的なものがあります。

例えば

• 仕事は◯◯である

• 結婚は◯◯である

• 私は◯◯な人間だ

• 家族は◯◯であるべき

• 人は◯◯であるべき

このように、社会に対して、人に対して、自分に対して無意識的に下される評価や判断の基準がビリーフです。

このビリーフに合うものは受け入れ、合わないものには抵抗し、怒りや悲しみ、絶望や無気力などの感情や感覚に繋がります。

つまり、自分の能力・才能を引き出したり、幸せに導くビリーフもあるし、それらを妨げたり、ストレスになるビリーフもあるということです。

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人生を支配するビリーフ

• 自分はダメな人間だ

• こんなことを言ったら嫌われる

• お金を稼ぐのは大変だ

• 何をやっても面白くない

このような感覚に心当たりのある方は、自分を低く評価する自己否定のビリーフがあるかもしれません。

幼い頃に体験した、自分に対する否定的な感覚が「自分はダメだ」などのビリーフを作ってしまいます。

本当は「ダメ」でなくても、「失敗したらどうしよう」「上手くいくとは思えない」「皆に迷惑をかける」という思考や感情が湧いてきて、そのような現実を引き寄せる。これが自己否定のビリーフです。

上記とは逆のビリーフを挙げてみます。

• 自分は人より優れている

• 必ず成功するようになっている

• 真面目に働く必要はない

• 才能は生まれつき備わっている

これらに共感する方も違和感を覚える方もいるでしょう。

どちらのパターンも、幼い時期に、世の中の事がまだ良く分からず、純粋で最も弱い立場にあるからこそ、強いインパクトを受けたり、刷り込みのように繰り返し学習した内容で「自分と他人と世界への誤解」が生じ、ビリーフが形成されます。

どのビリーフが良い・悪いという話ではありません。
自分が心から願っていることと、ビリーフが矛盾なく一致していることが大切です。

矛盾している例を紹介します。

• 大切な人の前で、自分らしく振舞えない。又は、つい嫌われるようなことをしてしまう

• 成果を得る一歩手前で、今までの努力を無駄にするような行動をとってしまう

• 待ち望んでいたチャンスがやってきたのに、最初の一歩が踏み出せない

このように、願っていることと行動とが食い違うことは、珍しいケースではありません。
これは、頭で考える思考以外に、「自分は幸せになれない」「他人は信頼できない」などの、自分でも気づいていないビリーフが影響していると考えられます。

ビリーフは「正しいかどうか」ではなく、本人が「そういうものだ」と思い込んでいるため、行動の原動力となり、陰で人生を支配しています。

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ビリーフはあなたではない

ビリーフを持つと、まるでメガネをかけているようにフィルターを通して世の中を見るようになります。

黒いメガネをかければ世の中は黒く見えるし、赤いメガネをかければ世の中は赤く見えます。

しかし、メガネはあなたの目ではないのと同様、ビリーフはあなたそのものではありません。

メガネを外すようにビリーフをリセットすれば、今まで見えなかったリアルな世界が見えてきます。

あるいはもっと自分の見たい景色が見えるメガネを選択することも可能です。

NLPではこれをビリーフチェンジと言います。

では、どうすれば変えられるのか?
一番良い方法は、信頼できるコーチなどに依頼することですが、簡単に自分でもできるビリーフチェンジの方法を一つご紹介します。

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ビリーフチェンジ

 まずは、ノートなどを準備してください。
ノートの1ページを三分割に分けるように2本の縦線を引きます。

 1. 左側には、「今日の出来事」「実現したい目標や夢」「今の自分の状態や考え」など、思いつくままに書きます。

例)

• 仕事でミスをして上司に怒られた。カチンときた。

• 本当はもっと人に喜んでもらえる仕事がしたい。

• いつも疲れているし、なんだかやる気がでない。

2. 中央には、「何故そうなったのか」「出来ない理由や制限しているビリーフは何か」などを書きます。

例)

• いつもならきちんとできるのに、急げと言われたからミスをした。

• 私は人間関係が苦手だ。

• 上司はもっと部下の事情を理解すべきだ。

3. 右側には、1.2.の肯定的な理由を書きます。

人の行動や考えの裏側には必ず肯定的な理由があります。一見否定的に見えるビリーフにも、あなたの身を守るなどの意図があります。

以下のように問いかけてみると、見つかるかもしれません。

• その出来事は、何を教えてくれますか?

• そのビリーフによって、何が得られますか?

例)

• カチンとくるのは「自分の能力を認めてほしい」と思っているから。

• 人間関係が苦手なのは、人と関ることで傷つくことを避けているから。

• 「人に喜んでもらえる仕事」→本当は人間が好きなのかも…。

最後の3.については、しばらく時間をおくなど、落ち着いてリラックスしてから、改めてビリーフを見直すのが良いでしょう。

 紙に書き出すことによって、自分の考えや行動を客観的に見ることができ、根底にあるビリーフが見つかりやすくなります。それだけでもビリーフを緩める効果があります。

さらに、ビリーフの肯定的意図・理由が分かれば、ビリーフチェンジが可能になります。

文責:相澤雅夫

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